Dr.T's room

相談員を生業とし音楽家を生き甲斐とする2児の父の話

不惑前から始める言葉遊び

ツラツラと自己紹介を走り書いた夜が明け、目を覚ますと息子が熱発していた。

 

明日は妻が休んでくれるそうなので、今日は僕が休んで看ることとする。

早々に娘のみ保育園に送り届け、息子と2人帰宅した。

 

その後職場へ電話をし、1日休む段取りを済ませた。

こればかりは致し方ない、役割は生業と生き甲斐よりも優先されるのだ。

 

さて、当の息子本人は園を休めてウキウキで、YouTubeをゴロつきながら観ている。

 

お父さんは暇だ。

なので、一筆したためることにする。

 

 

 

僕はお恥ずかしながら、37歳にしてラッパーデビューした。

バンドと違い、ライブなどで人前で披露する気は今のところまるでないけれど、今年に入ってから宅録で4、5曲書いている。

ビートは自分で作ったり、音楽仲間から提供してもらったり、昔組んでいたインストバンドの曲を使ったりしている。

 

ちなみに『Dr.T』という名前は初めてビートを作った際にバンドのMCから名付けられた。

Dr.dreやDr.K(KREVA)やMr.drunk(mummy D)的なノリだ。

 

 

これが、とても楽しい。

 

元々僕はバンドでボーカルパート全般(メロディ、歌詞、ハモリとか)の作成を担当しているので、作詞は昔から嗜んでいた。

 

しかし、世に声を大にして伝えたいことなどこれっぽっちも無いので、なんだか全曲エモいストーリーテリングみたいな詞ばかり当てていた。

三曲に一曲くらい誰かが死んでいた。

 

しかし『ヒップホップはリアルな音楽』と物の本に書いてあったので、ラップを書くとなるとそうもいかない。

 

僕が好きなラッパー達は、自らの在り方や哲学、感情の動きをありのまま誦じていたので、僕もそれに倣うことにした。

(まぁ結局ストーリーテリング物も何曲か書いたけれど)

 

そうすると、書きたいことは割とあった。

創作意欲が止まらず、自制をかけるくらいに。

 

まぁ世の中に訴えたいか、物申したいかと言えばやはり全くそんなことは無いけれど『自分はこういう人間で、こういうことを考えている』ということを、ライムやフロウ等のラップのルールに則って、ビート上に落とし込むというアートフォームはとても自分に合っていることに気付いた。

 

なにせ、僕は人と音楽と作文が好きなのだ。

 

さぁ、今日は誰の何をラップにしてやろうか。

 

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