Dr.T's room

相談員を生業とし音楽家を生き甲斐とする2児の父の話

郷愁メランコリック

 

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こうなる

 

 

 

 

「郷愁メランコリック」

 

verse1
目瞑ったまま歩けるような
半径1km kdmの片隅
形容するならばまさに箱庭
西を走る 境界のヤオヒラ

小さな神社を取り巻くように
並び立つ代々の氏子の家々
その少し南
隣町との境
駄菓子屋の隣
今は亡きルーエンハイム

昭和の象徴の狭小住宅
もちろん土壁 木造二階建て
背比べで傷付けた柱
ヤニ臭ぇ部屋で夜通し集った

どれも今は記憶の彼方
日々は目まぐるしく過ぎる
郷愁に駆られ しみったれた歌を
書く程度にはあったようだ
愛着ってやつが

hook
のっぺりと低い箱庭の空
曇っているのに妙に明るく
想定の範囲外はここじゃ起こらず
ただ退屈な日常が続いていくだけ
のっぺりと低い箱庭の空
曇っているのに妙に明るく
想定の範囲外はここじゃ起こらず
ただ退屈な日常が続いていくだけ

verse2
いざバッキンザデイと立ち寄ってはみたが
少年の感覚との相違は否めず
はるか遠く感じた 通り沿いのバス停
今の俺ならば辿り着く 5分足らず

あの日勇気が持てず 飛べなかったドブや
奴が住む4軒連なりの長屋
まさかの隣の駄菓子屋さえも
煙のように消えて久しく

箱庭を離れ早20年が過ぎた
齢40前失うものは増えた
責任は益々増すばかりだが比例し
何かが満たされていることは確かだ

なんで今更?と問われたところで
別に意味なんかないと答えるほかない
なんとなくただ浸ってみただけさ
中年のメランコリック


hook
のっぺりと低い箱庭の空
曇っているのに妙に明るく
想定の範囲外はここじゃ起こらず
ただ退屈な日常が続いていくだけ
のっぺりと低い箱庭の空
曇っているのに妙に明るく
想定の範囲外はここじゃ起こらず
ただ退屈な日常が続いていくだけ

蒼天広がる外側の空
曇天の午後は確と薄暗く
想定の範囲外がここじゃ日常
重圧と充実が交錯する日々
蒼天広がる外側の空
曇天の午後は確と薄暗く
想定の範囲外がここじゃ日常
重圧と充実が交錯する日々
を生きるだけさ

 

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