Dr.T's room

相談員を生業とし音楽家を生き甲斐とする2児の父の話

長尺のワンカットムービー

いよいよラップすることが無くなってきた。

 

亡き友人への手紙、音楽への想い、暗黒の中学時代、箱庭への郷愁…最近の動画作成ブームで世に出した曲はこれらがテーマだが、他にも仕事や子供、酩酊、人生の意味…などまぁまぁの数を書いた。

 

Dr.Tはエッセイのようなラップしか書かないので、記憶や感情を掘り起こさなくては歌うことがない。

 

至極真っ当なノットサグライフを生きているので、ギャングスタラップは書けない。

 

ボースティングするタイプの人間性では無いので、挑発的な曲も書けない。

 

応援歌は書けないことも無いが、応援したい人はフツーに面と向かって応援している。

不特定多数を応援する普遍的なアンセムが出てくるほど器も大きくない。

 

参った。ネタが無い。

 

 

なので『なんでも無い日』をラップすることにした。

人生は編集無しの長尺ワンカットムービーだ。

画面映えしない冗長な瞬間だらけだ。

 

でも、そういう全然ハイライトじゃあない瞬間こそ、後々思い出すと味わい深いんじゃないか。

 

らもに言わせればそういう瞬間にこそ『その日の天使』が現れてるんじゃなかろうか。

 

人生を歌うのがヒップホップだ。

 

38歳、昇進したて、二児の父6年目の自分のとある日を、額縁に飾って時々眺める為に、そんなラップを書こうと思う。

 

zornだって『洗濯物干すのもヒップホップ』って言ってたし。

 

さて、明日も仕事だし、Dr.Tは寝る。

 

 

 

※ちなみにバンドもちゃんとやっている。

9月にライブも決まり、突貫で作った現バンド名義の新曲達を鋭意詰めていっている。

Dr.Tはラップにハマり、所長になり、お父さんになった今も、バンドマンなのだ。

 

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GarageBandのアップルループのみでトラック作成中(おそらく最終的にはパソコンに移して詰める)

 

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思い出深いサンズアンプを再購入。相変わらずブリブリだった。